特別口座株の売却

特別口座とは

増資や株式分割などが実施されたことにより、保有株に取引単位未満(単元未満という)の持株ができると、この端数株は別途特別口座で管理されることになります。

特別口座に登録された単元未満株は、このままでも配当を受け取ることができますが、市場で売却することができません。特別口座の持株を市場で売却するためには、証券会社の口座に振替える必要があります。

また、従来どおりの買取請求や買増請求は、特別口座のままで可能です。買増請求して売却する場合には、単元未満株と同様に、証券会社の口座に振替えなければなりません。

口座振替手続き方法

証券会社に口座を持っていなければ、事前に本人名義の口座を証券会社に開設して、口座振替手続きをして、特別口座から一般口座に株式を振替える必要があります。残念ながら特定口座に振替えることはできません。

特別口座の単元未満株は、単元未満株の売却ができる証券会社に振替える必要があります。単元未満株を売却するだけなら、売買手数料が安いネット証券 をおすすめします。ネット証券なら店舗まで足を運ばなくても、口座開設ができるうえ、口座管理などに手数料は一切かかりません。

具体的には、つぎのような手順で振る替えることができます。

振替え手続き
  1. 「特別口座開設通知書」が届いているか、あるいは単元未満株を保有していたら
  2. 事業報告書を送ってくる株主名簿管理人(信託銀行が多い)のホームページから、「口座振替申請書」をダウンロード
  3. 振替え銘柄名や株数など必要事項を記入し、必ず届出印で捺印して、株主名簿管理人宛てに郵送(記入例
  4. 証券会社での手続きが完了するまで待ちます。少し時間がかかるかも知れませんが(通常10日前後)、これで手続き完了
  5. 特別口座にあった銘柄の株数が、証券口座に反映されれば、売却できるようになります。 時々口座の保有資産を見て確認してください。

注意点としては、一般口座での売却になるので、売却益が出たら、確定申告をしなければならないことです。売却損が出たら、損益通算や繰越控除で確定申告することができます。

国民健康保険加入者は、確定申告することによって、所得割の保険料が高くなることがあるので注意してください。配偶者控除への影響もあります。

確定申告を簡単に済ませたり、確定申告しないで済む特定口座がありますが、一般口座から特定口座へ振替ることはできません。詳しくは、特定口座のメリット・デメリットを参考にしてください。