森を見て買うETF

相場の流れに乗る

ETF

ETF(Exchange Traded Fund)は、個別銘柄と違って、木を見ず森を見る感覚で、相場の流れに乗った投資ができることです。

そして、なによりも倒産の心配がまったくないことが一番のメリットです。

さらに、少額の1万円程度から取引できることも、私たち零細投資家にはありがたいことです。

出来高が多い銘柄に投資

最近は上場銘柄数も多くなって、投資対象が広がったことは良いことなのですが、注意すべき点がひとつあります。それは、出来高が多い銘柄にだけ投資することです。

出来高が極端に少ない銘柄は、上場廃止の心配があるからです。上場廃止になると、個人投資家の株(証券)は「買取請求」となり、買取申込み受付日の基準価格での取引になります。

また、出来高が少ないと、なかなか希望の価格で取引が成立しません。出来高が多い下記の銘柄なら、成行注文でもだいたい希望の価格で取引が成立します。

売買単位は銘柄ごとに異なり、10口や100口などがあり、おおよそ1万円前後から購入することができます。取引単位は口数ですが、1口=1株と同じと考えれば株式と同様なトレードになります。

分配金

株式の配当金に相当する分配金は、信託財産の受取配当金等から信託報酬・事務費用等の経費を控除した金額が、持分に応じて決算日に受け取ることができます。

多くの上場銘柄が3月末日決算のため、期末配当金が支払われるの7月上旬に合わせて、ETFの決算日は7月10日前後に設定されています。分配金の支払いは、通常決算日から40日以内になっています。

ETFは低利回りなので、分配金(配当金)目的で投資する銘柄ではありません。分配金や配当金が目的なら、もっと高配当利回りの銘柄をお勧めします。10万円で買える割安株 などを参考にして、割安な優良株を東証1部の中から見つけてください。

コード・銘柄名 売買単位 決算日
1306 TOPIX連動型 100株 7月10日
1321 日経225連動型 10株 7月8日
1330 上場インデックス225 10株 7月8日
1615 東証銀行業連動型 100株 7月15日

市場価格と基準価額

ETFには、市場価格と基準価額の2つの価額がありますが、個人投資家は、証券取引所で売買するので、証券取引所での市場価格が取引価格になります。

基準価格は、大口投資家が市場外で取引する価格です。もし市場価格が基準価額より安かったら、市場でETFを買い、それを投信会社に持ち込んで基準価額で解約して、差益を得ることができます。

ETFの費用

売買手数料

ETFも株式と同様に手数料がかかるので、売買手数料が安い ネット証券 をおすすめします。

信託報酬

ETFが通常の株式と違う点は、運用や管理に費用がかかることです。これらの費用は売買毎に支払われず、信託財産の中から運用会社・受託銀行・証券会社などに支払われます。つまり、その費用分だけ信託財産が減ることになります。

しかし、信託報酬は、インデックスファンド等の他の投資信託に比べて、低く抑える仕組みなので、この点では有利になっています。

費用比較 ETF インデックスファンド
信託報酬 約0.1%~0.25% 0.6%程度